今年も毎年恒例の Happy落語会 に参加してきました。会場は 大須演芸場。幸運なことに今年は 大トリ を務めさせていただき、さらに幸福師匠が私の演目のあとに続きの話を披露してくださるという、とても贅沢な時間となりました。
演目は「出来心」。間抜けな泥棒を描いたお話ですが、キャラクターの愛らしさを大切に演じることができ、とても楽しかったです。幸福師匠からは、私の演じ方は「最初から前のめりすぎる」と指摘されることが多く、落ち着いて徐々に盛り上げる方が望ましいと常々教わっています。今回の「出来心」は、その助言を意識しながら演じてみました。
練習の段階では、準備不足でのんびり話す方がよいと言われることもありました。私は演じることが好きで、一人で複数の役をこなせる落語はまさに自分に合った芸です。落研時代には「声を変えすぎるのは下品」と注意されたこともありますが、その経験も今に生きています。
最近は落語に関する論文も少し読み始めました。狂言との関連で論じているものもあり、シテとワキ、ボケとツッコミといった異なるキャラクターがぶつかり合うことで生まれるエネルギーは、漫才や落語に共通する面白さだと改めて感じました。
また、「間」の使い方にも興味があります。プロ、落研出身のアマチュア、落語習い始めの人、それぞれアプローチや感覚が異なり、学者の方々はそれを数字や科学で分析しているのだと知り、非常に勉強になりました。
声についても改めて考える機会がありました。落語中に「声がいい」と言われることもありますが、自分では特に意識していませんでした。日本語の声は「地を這う声」になると感じます。西洋の讃美歌や日本の謡曲(例えば高砂屋)、お経の声の出し方とは異なる特徴があり、非常に興味深いです。
発表会が終わり、落語講座の最終日に参加。
落語「動物園」は、最初はあまり乗り気ではありませんでした(新作は苦手意識があるため)が、動作や間の取り方など挑戦の多い演目でした。もっと丁寧に取り組めばよかったと反省もありますが、演じて楽しいお話であることを再確認できました。
この落語会には、落研ガールズ(落研時代の同期の女子)、着付けの先生とお仲間さん、名妓連のすずめさん、京都在住のアーティストでビジネスマンのピーターさん、後輩で席亭の若芽さん、元日本料亭の女将さんなど、多くの方々が来場してくださいました。皆さまの温かい応援に、心から感謝しています。
今年はさらに 英語落語 にも挑戦していきたいと思います。インバウンドのお客様に披露できれば、経費面でも助かりますし、何より日本の落語文化を直接知っていただける機会となるでしょう。
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